理央は家に
ボクはホームに
「ハハ…武頼!」
画面越しに理央が手を振った
「あのさ
周りに人がいて
ボクひとりで喋ってるみたいで
かなり恥ずかしんだけど…」
「ハハハ…そーだね
じゃあ、切ろっか?」
「いや、いいよ
理央がちゃんと帰れるか心配だし…」
「もっと一緒にいたかったな…
朝まで一緒にいたかったな…」
「理央…ちょっと声のトーン落として…」(小声)
「え!なに?」
「みんなに聞こえるからさ…」(小声)
「あ、じゃあ武頼イヤホンして…
武頼プレゼントくれたけど
私は何もプレゼント用意してなかったから
武頼の好きなところ全部言うから…
プレゼントの代わりね!」
「え!これから?」
「うん!
イヤホン着けたら
武頼電車乗っても聞いてられるでしょ」
慌ててイヤホンを着けた
「じゃあ、言うね
武頼は黙って聞いてて!
聞こえる?」
「うん、聞こえる」
「まず、私に優しいところ
みんなにも優しいけど
私には特別優しいって知ってる
…
話してると楽しい
私の知らない事いっぱい知ってる
たまに難しくてよくわかんないけど
…
この前は話聞いてて寝そうになった
ごめん
武頼の声好きなんだよね
よく眠れる
たまに裏返るよね…ハハハ…
…
それから…
肌が綺麗で
顔立ち整ってるのに
自分でぜんぜん気付いてなくて
もったいない
いつも気抜きすぎ
…
身長が高くて
167cmの私がデカく見えなくて助かる
でもちょっと猫背で損してる
肩幅もわりと広めなのに…
鍛えたら絶対かっこいい
ま、実際見たことないけどね…ハハハ…
…
キスすると動揺する
焦ってるのわかりやすい
セーラー服の脱がし方がわからない」
「ねぇ、それ、悪口じゃない?」
「ハハハ…
武頼は黙って聞いてて!」
「まだあるの?」
「まだいっぱいあるよ」
それから理央のボクの好きなところは
ずっと続いて…
悪口ぽい部分が多い気がして
また自信をなくしたけど
自分でも気付かなかったところまで
理央はよく見てて
理央がボクをどぉ思ってるか知ることができた
ボクはホームに
「ハハ…武頼!」
画面越しに理央が手を振った
「あのさ
周りに人がいて
ボクひとりで喋ってるみたいで
かなり恥ずかしんだけど…」
「ハハハ…そーだね
じゃあ、切ろっか?」
「いや、いいよ
理央がちゃんと帰れるか心配だし…」
「もっと一緒にいたかったな…
朝まで一緒にいたかったな…」
「理央…ちょっと声のトーン落として…」(小声)
「え!なに?」
「みんなに聞こえるからさ…」(小声)
「あ、じゃあ武頼イヤホンして…
武頼プレゼントくれたけど
私は何もプレゼント用意してなかったから
武頼の好きなところ全部言うから…
プレゼントの代わりね!」
「え!これから?」
「うん!
イヤホン着けたら
武頼電車乗っても聞いてられるでしょ」
慌ててイヤホンを着けた
「じゃあ、言うね
武頼は黙って聞いてて!
聞こえる?」
「うん、聞こえる」
「まず、私に優しいところ
みんなにも優しいけど
私には特別優しいって知ってる
…
話してると楽しい
私の知らない事いっぱい知ってる
たまに難しくてよくわかんないけど
…
この前は話聞いてて寝そうになった
ごめん
武頼の声好きなんだよね
よく眠れる
たまに裏返るよね…ハハハ…
…
それから…
肌が綺麗で
顔立ち整ってるのに
自分でぜんぜん気付いてなくて
もったいない
いつも気抜きすぎ
…
身長が高くて
167cmの私がデカく見えなくて助かる
でもちょっと猫背で損してる
肩幅もわりと広めなのに…
鍛えたら絶対かっこいい
ま、実際見たことないけどね…ハハハ…
…
キスすると動揺する
焦ってるのわかりやすい
セーラー服の脱がし方がわからない」
「ねぇ、それ、悪口じゃない?」
「ハハハ…
武頼は黙って聞いてて!」
「まだあるの?」
「まだいっぱいあるよ」
それから理央のボクの好きなところは
ずっと続いて…
悪口ぽい部分が多い気がして
また自信をなくしたけど
自分でも気付かなかったところまで
理央はよく見てて
理央がボクをどぉ思ってるか知ることができた



