「広瀬君」






放課後図書館でまた西田美和に声をかけられた







「何」





「隣いい?」





「…勝手にしたら」





「妹さんに彼氏できたみたいだね。


だから元気ないんだ?」





「…別に」






こいつに俺の気持ちなんかわかるわけない







「そんなに可愛がってるんだ。



やっぱり優しいね広瀬君…。


好きだなぁ…」