俺は





裕子を抱き締めた








「あ…。お兄ちゃん…」






「ごめん…。少しだけ…このままでいさせて…」








俺の胸にすっぽりおさまる小さい体






俺の大好きな裕子の香り






サラサラの長い髪






好きだ







好きだ好きだ好きだ









「裕子…。





好きだ…。好きだよ。





小さい頃からずっと…。
裕子だけを見てきた…。






俺…裕子の為なら
死んだっていいよ」