「達也ここわかる?」




「ん~…。ん。ん。ん。~ん。わかんね」





「もぉっ。頼りにならないんだからぁ。





お兄ちゃん聞いてもいぃ?」







「うん。




これは…先にこっちの数字を切り離して…」






「すげぇなぁ。裕也さんは。確かこの前の模試も全国トップなんでしたっけ?」





「や…まぐれだよ」







西田は横で熱心に予習をしている。





「西田はわかんないところないか?」







「大丈夫だよ…」