「あのね、このスケッチブックなんだけど、これはね」
「真琴から僕に絵のプレゼントとか?」
「ううん、わたしからじゃなくて……瑞樹から」
ちひろの丸い目が大きく見開く。
「えっ…どういうこと?だって真琴は瑞樹のこと知らないんじゃなかったの?」
「そうだったんだけど」
「僕に隠してたってこと?」
「ん~と…」
ちひろの質問は止まらない。
答えを聞く気があるのかないのか質問は次々と飛んでくる。
「どうして知り合いなら知り合いだって言ってくれなかったの?」
「それは」
「じゃあ瑞樹が死んだことも知っていたってこと?」
「その時はまだって言うか…」
「まだってなに言ってるの真琴?じゃあ瑞樹とはいつ知り合いになったの?」
わたしはちひろの手首を掴んだ。
「ちょっと待ってちひろ、話を聞いてくれる?」
ちひろはハッとしたように目を見開くと、肩の力を抜いた。
「真琴から僕に絵のプレゼントとか?」
「ううん、わたしからじゃなくて……瑞樹から」
ちひろの丸い目が大きく見開く。
「えっ…どういうこと?だって真琴は瑞樹のこと知らないんじゃなかったの?」
「そうだったんだけど」
「僕に隠してたってこと?」
「ん~と…」
ちひろの質問は止まらない。
答えを聞く気があるのかないのか質問は次々と飛んでくる。
「どうして知り合いなら知り合いだって言ってくれなかったの?」
「それは」
「じゃあ瑞樹が死んだことも知っていたってこと?」
「その時はまだって言うか…」
「まだってなに言ってるの真琴?じゃあ瑞樹とはいつ知り合いになったの?」
わたしはちひろの手首を掴んだ。
「ちょっと待ってちひろ、話を聞いてくれる?」
ちひろはハッとしたように目を見開くと、肩の力を抜いた。