ちひろの家から学校までは10分ちょっと。急いで行けばお昼までに間に合う。
お弁当の中身が崩れないくらいの速足で学校へと向かった。
学校に着くとグランドにいる晴君を探す。
あっ、いた!
こっちに気が付いてもらおうと手を上げたり跳ねたりしていると晴君と目が合い、お弁当を差し出すしぐさをした。
晴君は周りを見渡すとわたしのところへときた。
「ごめん晴君練習試合だったんだね。お弁当持ってきた」
「わざわざウザい」
「ご、ごめん、だけどないと困ると思って……」
「コンビニでパン買ったし」
「そうだったんだ……ごめん」
お弁当を持って帰ろうとすると晴君はわたしの手からお弁当を取った。
「あっ」
なにも言わずにみんなの所へ戻っていく晴君。
「なに晴?もしかして彼女?」
「ち、違うよバカ!」
「手作り弁当!マジかよ!いいな~」
「そんなんじゃねぇよ!」
わたしのせいでからかわれている晴君に申し訳なさ過ぎてどうにかしようにも、ここでわたしがなにか言うとますます変なことになりそうでなにもできなかった。
家に帰ったらちゃんと謝ろう。無視…されちゃうかもだけど。
お弁当の中身が崩れないくらいの速足で学校へと向かった。
学校に着くとグランドにいる晴君を探す。
あっ、いた!
こっちに気が付いてもらおうと手を上げたり跳ねたりしていると晴君と目が合い、お弁当を差し出すしぐさをした。
晴君は周りを見渡すとわたしのところへときた。
「ごめん晴君練習試合だったんだね。お弁当持ってきた」
「わざわざウザい」
「ご、ごめん、だけどないと困ると思って……」
「コンビニでパン買ったし」
「そうだったんだ……ごめん」
お弁当を持って帰ろうとすると晴君はわたしの手からお弁当を取った。
「あっ」
なにも言わずにみんなの所へ戻っていく晴君。
「なに晴?もしかして彼女?」
「ち、違うよバカ!」
「手作り弁当!マジかよ!いいな~」
「そんなんじゃねぇよ!」
わたしのせいでからかわれている晴君に申し訳なさ過ぎてどうにかしようにも、ここでわたしがなにか言うとますます変なことになりそうでなにもできなかった。
家に帰ったらちゃんと謝ろう。無視…されちゃうかもだけど。