あの夏の夜、突然わたしの目の前に現れた君。

「やっぱり僕が見えるんだね」

その言葉を聞いて怖がってごめん。

君はあんなに怖がらせないようにしてくれていたのにね。

でも瑞樹、君を知れば知るほどわたしは君を大好きになっていった。

君との日々はわたしの宝物になったよ。

だからわたしは君と出会えたことに感謝する。

それと、太陽じゃなくて風になってくれたことにも。