順々にメンバーとペアの女の子の撮影が一組ずつ始まった。
各メンバーの個性に合わせ、相手の衣装も違うしメンバーも女の子に対する態度が違う。
決められたもの以外にも、流れで指示が出て、他の雰囲気や動きも撮影しているようだ。
「次俺たちだから」
四組目の準備が始まったところで後ろから颯真が声をかけてきた。
邪魔にならないように撮影場所の一番後ろ側に待機している。
撮影で声も録音するが流さないと言うこともあるせいか、スタッフもそこまでみな小声にはならずに話しをしていた。
「似合うね、その衣装」
「テーマがHappinessだからな、MVやこのCMも結婚式がイメージらしいけど。
本番はこれでダンスすんだぞ、アクセサリーは軽く作ってあるけど結構動きにくい」
「なるほど、いつもの服装でダンスするのとは違うよね。
で、撮影イメージは各メンバーによるんでしょ?
硬派キャラで行くの?」
「キャラ言うな。
まぁ、真面目な感じでとは言われてるけど。
それに合わせてお前のドレスだってあの子みたくひらひらじゃ無くてシンプルだしな」
「似合わない?」
私のドレスも白。
ようは男子達の衣装に合わせ、女子達は結婚式で着るようなドレス。
私が着ている衣装は身体のラインに沿っていて、裾はマーメイドライン。
胸元は詰まっていてあまり素肌の見えないドレスだが、刺繍が施してあり素敵なデザインだ。
颯真の前でくるりと回れば、咳払いして悪くない、と言った。
何それ。
もう少し褒め方を学ぶべきだろうに。
いや硬派イメージだとそれでいいのかな。
しばらくお互い黙って四組目の様子を見ていたが、OKの声が響き、次の準備が始まった。
そして声がかかり私達の番がとうとう来た。
各メンバーの個性に合わせ、相手の衣装も違うしメンバーも女の子に対する態度が違う。
決められたもの以外にも、流れで指示が出て、他の雰囲気や動きも撮影しているようだ。
「次俺たちだから」
四組目の準備が始まったところで後ろから颯真が声をかけてきた。
邪魔にならないように撮影場所の一番後ろ側に待機している。
撮影で声も録音するが流さないと言うこともあるせいか、スタッフもそこまでみな小声にはならずに話しをしていた。
「似合うね、その衣装」
「テーマがHappinessだからな、MVやこのCMも結婚式がイメージらしいけど。
本番はこれでダンスすんだぞ、アクセサリーは軽く作ってあるけど結構動きにくい」
「なるほど、いつもの服装でダンスするのとは違うよね。
で、撮影イメージは各メンバーによるんでしょ?
硬派キャラで行くの?」
「キャラ言うな。
まぁ、真面目な感じでとは言われてるけど。
それに合わせてお前のドレスだってあの子みたくひらひらじゃ無くてシンプルだしな」
「似合わない?」
私のドレスも白。
ようは男子達の衣装に合わせ、女子達は結婚式で着るようなドレス。
私が着ている衣装は身体のラインに沿っていて、裾はマーメイドライン。
胸元は詰まっていてあまり素肌の見えないドレスだが、刺繍が施してあり素敵なデザインだ。
颯真の前でくるりと回れば、咳払いして悪くない、と言った。
何それ。
もう少し褒め方を学ぶべきだろうに。
いや硬派イメージだとそれでいいのかな。
しばらくお互い黙って四組目の様子を見ていたが、OKの声が響き、次の準備が始まった。
そして声がかかり私達の番がとうとう来た。



