部屋に戻って机の前に座り、袋を(あさ)った。

サンドイッチの袋を開け、口に放り込む。


これ、夜中で消費期限切れてんじゃん。


それでも空腹の胃袋には染みるらしく、急にお腹が減ってサンドイッチとおにぎり二個を平らげた。


どんな状況になっても腹は減るもんだなぁー…。


両手を後ろにつき、天井を見上げる。


ホントに何もない部屋…。


静かすぎて、時計の針の音がやたら大きく聞こえる。

こんなところに一人放置されて、どうすればいいのだろう。