嘘も孤独も全部まとめて

部屋が絞れたところで、五十四階の防犯カメラを確認する。

やはり、エレベーター前と廊下に二人の姿が映っていた。

杏里紗はフラフラしていて、見るからに酔っ払いの歩き方だ。


……あのバカ…。

酒なんか飲むなって言ったのに…。


とはいえ、こんな風になったのは俺が約束をすっぽかしたからに違いない。


「……マスターキー、ありますか?」


「ございます」


用紙と一緒に持ってきていたらしい。

何とも手際がいい。

カードキーを受け取ると、椅子に手を掛けて立ち上がった。