嘘も孤独も全部まとめて

「え…」


これって、結婚する人が出すやつだよね?


「前にお前が『どんな風に扱われても構わない』って言ってただろ」


確かに、そんなこと言った気がする。


因幡さんが前の奥さんのことを忘れられなくて恋愛に臆病になっているのなら、あたしが踏み台になってもいいと思ったから。


「『ずっと傍に居たい』って言ってたくせに勝手にどっか行きやがるし」


「だって…。それは因幡さんが犯罪者になったら嫌だから…。あたし、一人でめちゃくちゃ泣いたんだからねっ!」


一人になった部屋で、本当に涙が出なくなるまで泣いたんだ。