恋っていうのはもっと甘酸っぱくて

シュワシュワしているものだと
思ってたの。

でもそれは体の良い夢物語だったっと
君で初めて知ったの。

だからこれは本当にあった悲しい物語。

今でも読み返すと痛くて苦しくて
君が憎らしいの。

君は私を何色にでも染められるはず
だったけれど
私を憂鬱にしか染めてなんてくれなくて
君は私を落ち込ませてばかり。

君との楽しいページもあったけれど
もう無くしちゃたの。

確かに愛し合った時もあったはずだけれどもう消しちゃったの。

君を見ると多彩で色鮮やかな時でさえ
憎たらしくなってしまう。

私の涙は黒に染まって
全てを汚してしまうの。

許して受け止めたいのに
受け入れられない。

私は私でありたいのに

私は私で在れない。

全部君のせいだよ。

君が私の隣にいない時は
誰の隣にいるんだろうとか
考えたくないし

私じゃない誰かと一緒にいる所なんて
見たくもない。

そんな君を見た時には君も君の横にいる
誰かも分からない女も
その硝子玉のような瞳に私以外を映す君も
呪ってしまいそうになるの。

だからもう君は死んだんだよ。

私の愛でさえも死んだの。

君への気持ちも愛も全て無くなったの。

私が全て破いてしまったの。

だからもう2度と君を求めたり
なんかはしない。

恋は嘘ばっかりだと
君で初めて知ってしまったから。

君に変えられて初めて知ったから。

君の願いは叶えられないかもしれないから。