原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!

 オスカーはグレンジャーとの約束があったし、
 ウェズリーも微妙な関係を皆から聞かれても……と、辞退した。

 それで、後から3人の連名で大きな花束を届けさせる事を約束して、勢いで出来てしまったカップルと別れた。



 ホテルを出たところでウェズリーとも、別れた。
 俺が花屋に寄って、ふたりに花束を届けさせるよ、と彼は言った。



「また何かあったら協力するから、声をかけて」


 悪気はないけど、馬鹿者で、とことん優しい
ウェズリー。
 ロザリンドにそう言って、ぶらぶらと歩きだしたウェズリーの後ろ姿を見送るロザリンドの指を、再びオスカーのそれが絡んでくる。



「俺はこれからグレンジャーの所に行くけど、
ロージーも一緒に来て欲しい」


 今までならロザリンドの意思を尊重するように、どうする? という聞き方をするオスカーだったのに、はっきりと一緒に来て欲しい、と言ってくれた。

 そんな彼の変化で、改めてふたりの距離が変わったのだ、と喜びをかみしめたロザリンドだった。