ずっと、好きなんだよ。

そっか...。


そう、だったんだ。


単純で良いんだよな。


笑顔にしたい。


幸せにしたい。


楽しい時間を共有したい。


○○したいっていう想いのままに行動して間違いなんてことはないんだ。


オレが真っ直ぐ想いのままにしたことで誰も傷つけたりしない。


そのままのオレでいいんだ。


オレが想いを尽くせば伝わるんだから。


そう、


だよな、


朽木奈和。



なんで、なんだろう。


ふと思い出した時に朽木はいる。


大切なことを教えてくれる。


思い出させてくれる。


これはオレの想像でしかないけど、


きっとそれは朽木がオレに対してそうしていたからなんだよな?


オレに真っ正面からぶつかって


砕けようとも


壊されようとも


伝え続けてくれたからなんだよな?


誰かのために自分の想いを尽くすことの大切さ、尊さを


朽木が示してくれたから。


だからオレは...今分かったんだ。


オレが今すべきことを。


朽木...


ありがと。


ほんと、


ありがとな。



知らぬ間に母さんと並んで見ていたアルバムをパタンと閉じ、オレは自室に戻った。


今日はこれから夏音とデートだ。


伝えたいこと、ちゃんと伝えよう。


不器用でも、拙くても、


伝えるんだ。


それが21になるオレが最初にすべきことだ。