ずっと、好きなんだよ。

「朽木」



オレが名前を呼ぶと、少し困惑したような顔を向けた。


ごめんな。


やっぱ、そうなるよな。


ならば、オレだけでも自然体でいなくては。




「何?」


「それ...いっぱいなんか買ってきてくれたのか?」


「うん、まぁ。必要最低限のものは」


「ごめん...。マジでごめん」



自然体で...と思うも、口から出てくるのはごめんばかりだ。


はぁ...。


オレ、マジで元気ねぇわ。


学生だった頃は、風邪が引こうが熱が出ようが学校に行ってたのに。


今のオレは違う。


本当のオレじゃない気がする。


そう、だ。


そういう心理状態も重なって余計に病んでるんだよな...。


何がオレをここまで追い詰めてしまったのだろう。


それが分かっていたら


こんな風にならずに済んだ...。


こんなになる前に対処出来た。


朽木にも迷惑をかけずに済んだのかもしれない。


朽木...ごめん。


今のオレには謝ることしか出来ない。



「お腹、空いてる?」



オレが壁にもたれてぼんやり虚空を見つめいていると朽木から声をかけられた。



「あんまり」



正直あまり腹は減っていない。


そもそも咳は酷いし、だるいしで食欲がない。


夕飯が用意されてるって分かってるのにバイトの賄いをもらっているくらい普段は食い意地張っているというのに、今はその面影もない。


だが、朽木が作って部屋まで持ってきてくれると言うので、オレは朽木の好意を無下にも出来ずおとなしく部屋で待つことにした。