マーメイド・セレナーデ

「似合ってるわ」

「…………そう、ありがとう。入ろうか」



一瞬怪訝そうな顔をしたのは何故か。あたし、変なこと言ったかしら。


エスコートも様になっていて。
きっとこれで生意気な俺様口調であればきっとあたしはもう見分けがつかない。

顔は似ていると思わないけれど。
それどころかあいつに比べるとどこか、足りない。