「あきらー!おきなさい!」 僕はすぐさま降りた。 「もうっ、夏休みだからってちゃんと起きてよね。」 「分かったよ。母さん」 渋々答えた僕に、母は溜め息を吐いた。 「高校生なんだから、少しは自立してよね!隣の家の…」 母はなにかいっていたが耳にいれないようにする。鬱陶しいだけだから。 「僕、今日、ごはん食べたら行くね…」 「…勝手にしたら。気を付けてね。」 僕は今日帰郷する。祖母のいっていたことを確かめるために…