「……え、仕事に?」
一週間ほどあと、再び翔が休みの日。
果歩が切り出したことに、翔は驚いたようで目を丸くした。
「うん。航ももうすぐ二歳になるし」
驚かれるだろうなとは思っていたので、果歩はそのまま頷いた。
今回は翔が丸二日オフだ。
だから昨日は久しぶりに家族でお出掛けをした。
航がすっかり気に入ってしまった、あの再会があった施設の展望台へ行って、景色を穏やかに眺めた。
この日も飛行機が一度見えて、航はまた「ひこーき!」ととてもはしゃいでしまったものだ。
昨日はお出掛けでアクティブに過ごしたから、今日は家でゆっくり過ごすつもりだった。
果歩が作ったお昼を三人で食べたあと、テレビをつけた。
航が好きな幼児向けアニメを流すと、航はすぐ夢中になって、テレビの前で見入りはじめた。
それで果歩と翔は、ソファでお茶を飲みながら話をはじめた次第。
話題はこれからのことだった。
もうすぐ冬が明けて、春が来る。
四月生まれの航はもう二歳になるのだし、そろそろ保育園や幼稚園を考える頃だ。
そろそろ外の世界と触れる機会を増やしても良い頃でもある。
だからそれを考えつつ、果歩は自分も仕事に復帰しようかと考えはじめたのだ。
一週間ほどあと、再び翔が休みの日。
果歩が切り出したことに、翔は驚いたようで目を丸くした。
「うん。航ももうすぐ二歳になるし」
驚かれるだろうなとは思っていたので、果歩はそのまま頷いた。
今回は翔が丸二日オフだ。
だから昨日は久しぶりに家族でお出掛けをした。
航がすっかり気に入ってしまった、あの再会があった施設の展望台へ行って、景色を穏やかに眺めた。
この日も飛行機が一度見えて、航はまた「ひこーき!」ととてもはしゃいでしまったものだ。
昨日はお出掛けでアクティブに過ごしたから、今日は家でゆっくり過ごすつもりだった。
果歩が作ったお昼を三人で食べたあと、テレビをつけた。
航が好きな幼児向けアニメを流すと、航はすぐ夢中になって、テレビの前で見入りはじめた。
それで果歩と翔は、ソファでお茶を飲みながら話をはじめた次第。
話題はこれからのことだった。
もうすぐ冬が明けて、春が来る。
四月生まれの航はもう二歳になるのだし、そろそろ保育園や幼稚園を考える頃だ。
そろそろ外の世界と触れる機会を増やしても良い頃でもある。
だからそれを考えつつ、果歩は自分も仕事に復帰しようかと考えはじめたのだ。