訳が分からないといった様子の夫を席に促す。 私もその正面の席につく。 「メリークリスマス」 満面の笑みで私は言った。 夫はわずかに呆れたように笑い、言葉を返す。 「メリークリスマス」 料理はなかなかの出来だった。 滅多に作らないビーフシチューも、我ながら美味しく出来た。 「うん、うまいな」 夫の言葉に、私は得意げに笑った。 料理は着々と片付けられてゆく。 子供達が小さかった頃なら、うるさいくらいに賑やかな食卓になっただろう。