雨宮くんにキュンとした。


わたし、めちゃくちゃ自意識過剰(じいしきかじょう)なことを考えてしまった。

てゆか、このためだけにわたしが起きるのを待ってたってこと!?

雨宮くんまじめだなぁ……。


「う、うん!
でも、ごめんね? 起こしてくれてよかったのに」


ちょっとだけ頬が熱い。
提出用紙には、丁寧(ていねい)な字で”安堂咲良(あんどうさくら)”と書かれていた。


これ、雨宮くんが書いたのかな。
わたしの名前知っててくれてるんだ。

なんだかくすぐったいな。


普段なんの接点もないわたしたち。
目だって合ったことないんじゃないかな。

保健室で休んでいた理由を書いて、それを雨宮くんに差し出した。


「気持ちよさそうに寝てたから。」

「あはは」


うわぁ、恥ずかしい。
めちゃくちゃ爆睡してたのか。
おかげで薬も効いて、体も楽になり……


「起こすのもったいないなって」

「……………へ?」



今、なんと?