目の前で倒れた彼女を抱え、電話をかけた。

ユイト「俺だ。車を迎えにこさせてくれ。あと、話がある。客も来ると幹部に伝えてくれ。」

シュウ「了解。伝えておく。」

五分後、車が迎えに来て乗った。


俺の膝の上で目を閉じている彼女は。

ユイト「俺らがお前を救ってみせる。」

そう、小さく、でも力強くつぶやいた。