「っ!?」


ガバッと起き上がり、見渡すと自分の部屋。


嫌な夢を見た。


最近見ていないと思ったとのに……。


「はぁ」


大丈夫、ここは私の部屋。


大丈夫、大丈夫、と、落ち着かせるように自分に言い聞かせる。


背筋が凍るように寒い。


「どうしよう」


時刻は午前2時。


起きるにはとても早い時間で、一旦落ち着こうと外に出ることにした。