「待ってっ...まだ行かないでっ............!!」 「すぐ戻ってくるよ、多分...」 視界が滲む。 あぁ、もう時間切れなのかな... 「美耶......−−−−−...」 そっと口づけをされた。 なんで?黒川、温かいよ...? 「黒川っ、私も――― 愛してるっ!!!」 そのまま黒川は消えていった。 残された二人は無意識の中、空を見上げていた。