高校二年生で、キスすらしたことないとか、初めてのカレシとか可笑しいよね......。



私は家路について、一人反省会をしていた。




「はぁ......、こんな私を好きになってくれる人っていないのかな......?」



「いるじゃん、ここに」



「っ!」




声がした方を向くと、そこには顔が整っている金髪さんが居た。



「ねぇねえ、俺とシない?ステキな恋愛をさ、三浦(みうら)(より)センパイ?」



「...え?何で名前......」



もう言われてることが全く分からない。



「さぁ~?」



後輩らしき金髪君は、ニヤリと笑い言った。