「鷹之!大学どこ行くの!」

もう高校3年生の冬…
ずっと聞けなかったこと、やっと鷹之に聞けた。

「どこだと思う〜?」

「焦らさないで!」

「…知代子はどこ行くんだよ」

「わ、私は…○○大学よ」

「ふーん…」

「鷹之は!」

「△△大だよ」

そんな…

「…聞いときゃ良かったな」

「え……わっ!」

鷹之は私の髪をクシャッとして目を逸らした

「…知代子と同じ大学行きたかった」

「っ…!」

期待…しちゃ駄目なのかな…

「鷹之…わたしっ…!」
「だからさ!仕事先は一緒にしような!」

……。

「……分かった…。鷹之!留年しないでよぉ〜?」

「当たり前だろ。知代子こそ退学にならねーようにしろよ〜」

「はぁ〜?私が退学になんてなるわけないでしょ!」

鷹之は笑った

いいわ。
将来、仕事先で鷹之に盛大な告白してあげるんだから!

覚悟してなさいよ〜!!


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