許せない。
どんなに月日がたったとしても。
私が受けた辛い想いは二度と消えてはくれない。

先輩方。
あなた達は私がどんな思いで部活をしていたか分かりますか?
どんな思いで、大好きだったはずの体育館にいたか、知っていますか?

苦しかった。
辛かった。
消えたかった。

自分たちが受け継いできた悪事を繰り返し、受け渡していく。
そんなの伝統なんて言わない。

大っ嫌いだった。
情もないようなあなた達が。
あなた達なんて人間じゃないと思った。

だから私は逃げた。
逃げたら解放されると思ったから。
なのに。
逃げてもそれは私をおいかけてきて。
詰め寄って。
決して離してはくれなかった。

あなた達は今でも私のトラウマです。
一生忘れることは出来ない。

後遺症のように。
今私は『先輩』というものへの態度が分かりません。

かつては何事もなかったのに。

先輩もあの場所も。
大好きだったのに。



♡3
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