その後の昼休みに、運営委員のみんなで打ち上げ的なのをすることにした。

来週あたりから5年生もやってくるのでとっても楽しみだ。

けど、スクールコミッティーのこともあるから少しだけ悲しい気分になる。

だからこれからは、分けて考えることにした。

せっかくの打ち上げだから気分を上げていかなくちゃ。

「運営ドラマ、成功おめでとう」

沙彩ちゃんの掛け声が響いた。

さすがに学校なのでお菓子を食べたり…はできないが、ハイタッチをしたりしてとても盛り上がっていた。

「編集最高だったよ、みさとさん」

天くんに話しかけられて一瞬ドキッとしてしまった。

さっき、分けて考えるって決めたのに…。

暗い顔をしないように、明るく答える。

「うん、こだわってつくったかいがあったよ」

そんな風に他愛のない会話をしていると、突然凪先生が知りたくなかったことを言い出した。

「そう言われるとみんな、もう少し後に修学旅行があるけど…そこで、5年生にお土産買ってあげようね」

修学旅行…今からとってもワクワクする。

「何にしようかな…」

私は、この修学旅行が大変になるなんて、考えてもいなかった。