何も考えないようにして、一日が終わった。

変身できなくなるのは悲しいけど、運営の集まりで2人の姿を見て安心できた。

ただ、アバドンの言っていたように、私がスクールコミッティーだったことを忘れているみたいで、そのことについて話をしなかった。

悲しい、苦しい、そんなことばかり考えてしまう。

だが、これからは普通の小学生として学校生活を送らなければいけない。

それに、一つ大事な仕事がある。

ドラマの発表だ。

何故か一般公開することになってしまったので、今日の給食の時間恥ずかしさに耐えなければならない。

クラスメイトならまだしも、全校生徒だ。

廊下ですれ違う度見られるのだろう。

嫌だな、と思っても逃げられるわけなくあっという間に給食に時間になってしまった。

できれば目立たないようにしたかった…が、一番前の席でしかも真ん中だ。

もうあきらめてドラマをしっかり見た。

その後、褒められていい気分になったからよかったのかもしれない。