「さぁ~、あたしも!」

7が言った。

「…ピンク、誰?」

「同じく」

…あっ!パープルとレッドは7のこと知らないんだ。

「そっか、知らないのか…。あたしイーヴィル7、今からレッドの正体言いまぁす☆」

普通に挨拶してくれたと思ったら、とんでもないことをサラッと言った。

5と同じように正体を探っていたんだ…。

昨日5が教えてくれた、あの言葉を言われないよう、7に攻撃する。

「油断しないで」

腹部にけりを入れた。

そんなのじゃ…足止めできない。

7はレッドを指さして、あの言葉を言った。

「この者の正体は、永安寺天」

黒い渦が、レッドを包み込み消えた。

多分、異空間に飛ばされたんだ。

悔しい、仲間も守れないような自分が。

「パープルシールド、アタック」

いきなりパープルが7に攻撃した。

「っ、油断…しない方がいいね」

またパープルが攻撃するかと思ったけど、突然立ち止まった。