その後仕事をし、また明日ということになった。

授業が始まってしまうから教室に戻ろう、そう思った時、

「実沙都」

という声がした。

誰かに呼ばれたかもしれないので振り返ってみると、光り輝くとても美しい、女神みたいな人が立っていた。

え…。

驚きで声も出ない。

「わたくしは女神メティス。渡部実沙都、あなたこそ最初のスクール☆コミッティーのメンバーにふさわしい存在よ」

すくーる、こみってぃー?

目の前の状況が、非科学的すぎて頭が混乱してくる。

すると、

「出てこい、メティス!」

物凄い音とともに声が聞こえた。

「詳しいことは後で伝えるから、この学校のみんなを守りなさい。できるのはあなただけなの、お願い」

よくわからないけど…大変なことになっている、私がやるしかない!

☆彡☆彡☆彡

音のした方向へ行ってみると、でっかい怪物と同い年くらいの男の子、それと悪魔らしき人がいた。

女神、悪魔、怪物と今日は不思議なことがいっぱいだな…。

で、学校を守るために戦わないといけないらしいけど、どうやるの?

私が考えてる最中にも、生徒たちは危険にさらされている。

助けたい、ただそれだけ。

みんなを、学校を守る!

すると、光る何かが左手首に巻き付いてきた。

よく見ると、腕時計みたいなものだ。

これで変身すればいいのかも!

わかったならやるしかない。

「変身」

その言葉を言い時計の針を回すと、私の身体は眩い光に包まれた。