「……アイビーも、どうも出来ないらしくて……しばらくは、蘭さんたちには館で暮らしてもらうことになりまして……」

「事情は分かったわ。蘭ちゃんたちが帰って来るまでは、こっちは私たちで3人で何とかする。わざわざ伝えに来てくれて、ありがとね」

「いえ。失礼します」

冬都と輝一は、同時に頭を下げるとフォルトゥナに向かった。