(ゼルダさんやルカさんがここにいたら、2人もサーシャさんに抱きついたりするのでしょうか……)

蘭がそんなことを考えながらサーシャを見つめていると、星夜は「蘭、俺という恋人がいながらルカのこと考えてないよね?」と蘭を見つめた。

「……ゼルダさんとルカさんがいたら、もっと賑やかになりそうだな、と思っただけです」

星夜の問いかけに蘭が答えると、星夜は「……確かにね」と未だに頭を撫でられているサーシャに目を移す。

「……さて、蘭さんたちを向こうの世界に送るか……」

アイビーの言葉に、皆は一斉にアイビーの方を向いた。