玄関にはブザーだけで、インターホンもなさそうだ。
ブザーを鳴らすと、麻木さんはチェーンもかけていない状態でドアを開けたので、
「あぁ!ダメですよ、そんな無防備にしてたら!」
ついお節介を言ってしまった。
「やだもう、越智さんってば。びっくりした…どうしたんです?」
「いや…大きなお世話かもしれないけど、女性の一人暮らしなら、ドア開けるときはチェーンしておかないと危ないですよ」
「そういうものですか?」
いくら中退したとはいえ、ストレートで国立の医学部に入れるほどの才色兼備なのに、天然なのだろうか。
「あっ!私、今日はメイクしてないんです…あんまり見ないで下さい…」
「いや…問題はそこじゃなくて。メイクしなくてもそれだけ綺麗なら、尚更気を付けないと危ないですよ、ホントに」
ブザーを鳴らすと、麻木さんはチェーンもかけていない状態でドアを開けたので、
「あぁ!ダメですよ、そんな無防備にしてたら!」
ついお節介を言ってしまった。
「やだもう、越智さんってば。びっくりした…どうしたんです?」
「いや…大きなお世話かもしれないけど、女性の一人暮らしなら、ドア開けるときはチェーンしておかないと危ないですよ」
「そういうものですか?」
いくら中退したとはいえ、ストレートで国立の医学部に入れるほどの才色兼備なのに、天然なのだろうか。
「あっ!私、今日はメイクしてないんです…あんまり見ないで下さい…」
「いや…問題はそこじゃなくて。メイクしなくてもそれだけ綺麗なら、尚更気を付けないと危ないですよ、ホントに」