『絶対言わないでください!』保健室で起きたヒミツ♡の話

天ヶ崎くんは
どんなお弁当が好きかな?って

午後からずっと考えてた



ダメダメ!

ひとりの生徒に特別なことしたら



他の考えとく…って…なに?



今、私

ちょっと変なこと考えた



ナイナイ!

そんなこと絶対ない



私も熱あるかな?

熱あると変なこと考えちゃうよね



「佐伯先生!」



「はい!城田先生どーしました?
え!天ヶ崎くん!?どーしたの?」



城田先生が天ヶ崎くんを抱えてた



「とりあえず、ベッドに…
天ヶ崎くん、大丈夫?」



「…」



すごい汗



「スパーリング中に倒れちゃって…」



城田先生、焦ってる


顧問なんだから
もっとしかっりしてくださいよ



「城田先生
天ヶ崎くんの代わりに
利用者名簿書いておいてください」



「あ、はい…」



「天ヶ崎くん、まだ熱あるのかな…?」



天ヶ崎くんの額に手をあてた



「センセ…」



「ん?天ヶ崎くん、大丈夫?」



「うん…
たぶん…減量失敗しただけだから…
ダサ…オレ…」



「んー、熱はないみたいだね」



「センセーの手…気持ちいい…
もぉ少し…そーしててよ…」



「え…」



そう言われて
天ヶ崎くんの額に触れてたのに気付いた


咄嗟に触れてしまった



もぉ少し…



このままでいたいな…って
思ってしまった自分がいた



「あ、汗拭かなきゃ!
天ヶ崎くん、汗すごいよ!」



タオルを取って来て
天ヶ崎くんの額にあてた



「ありがと…センセ」



タオルを通しても触れてることに
少し罪悪感を感じてしまう


具合悪いんだし仕方ないよね



「かっこわりー…オレ…」



虚ろな目でそう言った天ヶ崎くんの首元に
ネックレスが光った



その人のために頑張ってるんだもんね



「かっこ悪くなんかないよ
天ヶ崎くんは…」



かっこいいよ

その言葉を飲み込んだ



「頑張りすぎないでね
体壊したらなんにもなんないからね」



「うん…」



「佐伯先生
天ヶ崎、大丈夫そうですか?」



城田先生いたんだった



「熱なさそうだし大丈夫だと思います
城田先生、これで汗拭いてあげてください」



城田先生にタオルを渡した



「天ヶ崎、大丈夫か?」



「大丈夫です
汗、自分で拭けます
ちょっと休んだら戻りますから
先生、先に戻ってください」



「そうか…
じゃ、佐伯先生よろしく…」



「あ!城田先生もここにいてください!
もしなんかあったら困るので!」



「や、でもなんか天ヶ崎大丈夫そうだし…」



「それでも顧問ですか?
ちゃんと責任もって…」



「わたりました
います!いますよ!
佐伯先生に怒られるとは…」



「別に怒ってません
コーヒー入れるので、よかったら…」