『絶対言わないでください!』保健室で起きたヒミツ♡の話

「佐伯先生ー
絆創膏あります?」



「先生、どーしました?」



「なんだオマエ達もいたのか
ボクシング部集合だな」



「じゃあ先生、また名前書いてください」



【保健室利用者名簿】

[職員 城田 悠人]



「センセー、オレ教室戻るわ」



「天ケ崎くん、何か用事あったんじゃないの?」



「あ、私も!
レンレンまたね!」



「はーい、また来てね」



「なんだ?アイツら…」



「最近よく来てくれるんですよ
で、先生どーしたんですか?
絆創膏って…」



「ここ、人差指、ささくれで痛いんですよ」



「あー、ここですね…
ちょっと待ってくださいね」



それだけで保健室くる城田先生って…

相変わらず弱くて
かわいい



天ヶ崎くんの生傷を思い出した

痛かったよね、アレは



ささくれで保健室にくる誰かと比べると
めちゃくちゃ男らしく感じる

消毒痛がってたけどね



「ここが来たくなる場所ってことは
佐伯先生って居心地いんだろうね」



「えー、それって褒められてますか?私」



「褒めてますよ」



「ハイ、絆創膏どーぞ…」



「え、先生貼ってくれないんですか?」



城田先生が指を出した



「それくらい自分でやってください
セルフサービスです」



「先生、優しくないですね

あー…ちょっと…くっついちゃうな…」



「もぉ!城田先生、不器用ですね
指出してください!
特別に貼りますよ」



「佐伯先生、ありがとう」



絆創膏を貼った隣の隣の指に
指輪があった



城田先生が
結婚してなかったらな…




本気でそう思った