ーードッキン。 ……ーーーえ? この人…… 電車で会う人……。 それでいて私の好きな人。 どうしよう。 気づいた今何かキミに話したい…。 勇気を出せば、何か変わりそうな気がして、 とりあえず、 「ありがとうございます」 出てきた言葉はそれだった。 うう……緊張した。 「ごゆっくり」 深みのある優しい声が耳に入ってきて、 …たった一言なのに。 この胸はそれだけで満たされていて、温かいなんて…。