3年後離婚するはずが、敏腕ドクターの切愛には抗えない

「あの、すみません。理人さん……あ、しゅ、主人はいつも昼食や夕食はどんなものを食べているんでしょうか?」

 昼食はたまに食堂で食べているところを見かけているけれど、毎日ではない。それも決まった時間に昼食が取れるようではないだろう。
 気になって聞いてみたら、教えてくれた看護師によると理人さんは基本的に食事をとらないらしい。

 栄養補助食品やドリンクで済ませることがほとんどで、見兼ねた同僚が食堂に誘っているとか。

 食事中も患者のカルテを見ていることが多く、夜の急変にも対応できるよう、気になる患者がいると平気で病院に泊まっているようだ。

「高清水先生より腕のいい医者はいないかもしれないけど、他の先生たちは高清水先生がすべてひとりで抱え込んでしまうから、頼ってもらえず寂しいはず。食事管理に加えて、誰かを頼ることも必要だとあなたから伝えてもらえたら……と思って声をかけさせてもらったの」

 そう言うと彼女はそっと私の肩に触れた。