だけど理人さんが私のことを〝大切な存在〟と言ってくれたり、病院ですれ違いざまに声をかけてくれたりして、そのおかげで彼のファンは表立って私になにも言うことはできないようで、今のところはただ視線を感じる以外なにもない。
それも一週間も経てば慣れとは恐ろしいもので、今だってこうして食堂でご飯を食べているだけでチラチラ見られているけれど、気にならなくなった。なによりふたりの存在が大きいのかもしれない。
「話は戻るけど、悪かったな。そんなに前に元カレと別れていたことに気づいてやれなくて」
申し訳なさそうに言う鈴木君に、胸がチクリと痛む。
「ううん、そんな……! 言わなかった私が悪いんだから気にしないで」
と言っても鈴木君の表情は晴れない。
ふたりには半年前に元カレとは別れており、三カ月前から理人さんとの交際が始まってつい先日プロポーズされたばかりだと話した。
これも理人さんと話を合わせたもので、お互い知人に聞かれたら同じ話をして矛盾点がないようにしている。
それも一週間も経てば慣れとは恐ろしいもので、今だってこうして食堂でご飯を食べているだけでチラチラ見られているけれど、気にならなくなった。なによりふたりの存在が大きいのかもしれない。
「話は戻るけど、悪かったな。そんなに前に元カレと別れていたことに気づいてやれなくて」
申し訳なさそうに言う鈴木君に、胸がチクリと痛む。
「ううん、そんな……! 言わなかった私が悪いんだから気にしないで」
と言っても鈴木君の表情は晴れない。
ふたりには半年前に元カレとは別れており、三カ月前から理人さんとの交際が始まってつい先日プロポーズされたばかりだと話した。
これも理人さんと話を合わせたもので、お互い知人に聞かれたら同じ話をして矛盾点がないようにしている。



