「そうだよね! だけど本当にすごいよ野々花! あんな大物を釣り上げるなんて親友として鼻が高い」
「釣り上げるって……高清水先生を魚みたいな言い方するなよ」
興奮気味な奈津希に鈴木君は呆れ顔。
「えぇーだって本当のことじゃん。私も野々花に続いて早く素敵な彼氏をゲットしないと! 大きな声を出したらなんか喉乾いちゃった。ちょっと買ってくるね」
まるで台風のように買いに行った奈津希の後ろ姿を見送った鈴木君は、深いため息を漏らした。
「忙しないところは、本当に昔と変わらないな」
「やっぱり奈津希は昔からあんな感じだったんだ」
「あぁ、高校生の時はもっとうるさかったけど」
今よりも元気な奈津希が想像できて、苦笑いしてしまう。
それにしても理人さんが一週間前に言っていた、〝次のステップ〟というのが、病院でも私たちの結婚を報告することだったなんて。
家族や職場では仲が良い夫婦でいようと約束したけれど、突然すぎない? それも両家に挨拶を済ませた次の日の理事会で、理人さんは私と結婚することを報告したというのだから驚いた。
せめて一言欲しかった。あっという間に噂が広まっちゃって彼のファンからまさに針の筵だったのだから。
「釣り上げるって……高清水先生を魚みたいな言い方するなよ」
興奮気味な奈津希に鈴木君は呆れ顔。
「えぇーだって本当のことじゃん。私も野々花に続いて早く素敵な彼氏をゲットしないと! 大きな声を出したらなんか喉乾いちゃった。ちょっと買ってくるね」
まるで台風のように買いに行った奈津希の後ろ姿を見送った鈴木君は、深いため息を漏らした。
「忙しないところは、本当に昔と変わらないな」
「やっぱり奈津希は昔からあんな感じだったんだ」
「あぁ、高校生の時はもっとうるさかったけど」
今よりも元気な奈津希が想像できて、苦笑いしてしまう。
それにしても理人さんが一週間前に言っていた、〝次のステップ〟というのが、病院でも私たちの結婚を報告することだったなんて。
家族や職場では仲が良い夫婦でいようと約束したけれど、突然すぎない? それも両家に挨拶を済ませた次の日の理事会で、理人さんは私と結婚することを報告したというのだから驚いた。
せめて一言欲しかった。あっという間に噂が広まっちゃって彼のファンからまさに針の筵だったのだから。



