「えぇ、世界で一番綺麗です」
サラッと言った理人さんに、ホテルのスタッフは「幸せのおすそ分けをありがとうございます」なんて言う。
「それではごゆっくりお過ごしください」
「ありがとう」
ホテルスタッフに代わって理人さんは車椅子を押して、最上階のレストランへと向かう。そして通された席は、私と理人さんが初めて言葉を交わした場所。
「懐かしいですね」
「だろ?」
車椅子のまま席に着き、あることに気づく。
「あれ? この席のテーブルだけ低くないですか?」
隣の席と比べて明らかに低い。
「気づいたか? 野々花が食べやすいように低いテーブルを用意してもらったんだ」
「そうだったんですね。ありがとうございます」
こういったさり気ない優しさに、また好きって気持ちが大きくなる。
予約してくれた料理も、あの日私が食べたコース料理だった。
「奢るって言ったのに、きっちりあの後バーで三万円返してくれたよな」
「もちろんですよ。自分の気持ちにケリをつけるためだったんですから」
サラッと言った理人さんに、ホテルのスタッフは「幸せのおすそ分けをありがとうございます」なんて言う。
「それではごゆっくりお過ごしください」
「ありがとう」
ホテルスタッフに代わって理人さんは車椅子を押して、最上階のレストランへと向かう。そして通された席は、私と理人さんが初めて言葉を交わした場所。
「懐かしいですね」
「だろ?」
車椅子のまま席に着き、あることに気づく。
「あれ? この席のテーブルだけ低くないですか?」
隣の席と比べて明らかに低い。
「気づいたか? 野々花が食べやすいように低いテーブルを用意してもらったんだ」
「そうだったんですね。ありがとうございます」
こういったさり気ない優しさに、また好きって気持ちが大きくなる。
予約してくれた料理も、あの日私が食べたコース料理だった。
「奢るって言ったのに、きっちりあの後バーで三万円返してくれたよな」
「もちろんですよ。自分の気持ちにケリをつけるためだったんですから」



