気持ちに気づいた途端、思った以上に理人さんのことを好きになっていた自分に気づく。
大きな好きって気持ちはどうやったら消すことができるんだろう。報われることなんてないのなら、一刻も早くなくすべきなのに。
今後のことを考えていたら、いつの間にか時間が過ぎていて休憩も残り二十分になっていた。
「そろそろ戻らないと」
でも今はまだ更衣室に多くの人がいるだろうから、ゆっくり歩いて行こう。
重い腰を上げた時、「泉!」と私を呼ぶ鈴木君の声が聞こえてきた。声のしたほうに目を向けると、鈴木君が焦った様子で駆け寄ってくる。
その表情からすると、きっと私のことを心配しているんだよね。鈴木君は外科のドクターだ。当然彼も渡部さんに会ったはずだから。
「探したんだぞ? 電話にくらい出ろよ」
「嘘、電話くれたの?」
急いでスマホを確認すると、鈴木君から二件着信が入っていた。
「ごめん、全然気づかなかった」
「その顔を見るとそうだろうな。前に一度、三人で中庭で食べたことを思い出せてよかったよ」
走って探してくれていたのか、鈴木君は額の汗を拭い呼吸を整える。
「ごめんね、心配かけて」
「俺がどうして泉のことを探していたのか、わかっているようだな」
鈴木君はまるで自分のことのように苦しそうに顔を歪める。
大きな好きって気持ちはどうやったら消すことができるんだろう。報われることなんてないのなら、一刻も早くなくすべきなのに。
今後のことを考えていたら、いつの間にか時間が過ぎていて休憩も残り二十分になっていた。
「そろそろ戻らないと」
でも今はまだ更衣室に多くの人がいるだろうから、ゆっくり歩いて行こう。
重い腰を上げた時、「泉!」と私を呼ぶ鈴木君の声が聞こえてきた。声のしたほうに目を向けると、鈴木君が焦った様子で駆け寄ってくる。
その表情からすると、きっと私のことを心配しているんだよね。鈴木君は外科のドクターだ。当然彼も渡部さんに会ったはずだから。
「探したんだぞ? 電話にくらい出ろよ」
「嘘、電話くれたの?」
急いでスマホを確認すると、鈴木君から二件着信が入っていた。
「ごめん、全然気づかなかった」
「その顔を見るとそうだろうな。前に一度、三人で中庭で食べたことを思い出せてよかったよ」
走って探してくれていたのか、鈴木君は額の汗を拭い呼吸を整える。
「ごめんね、心配かけて」
「俺がどうして泉のことを探していたのか、わかっているようだな」
鈴木君はまるで自分のことのように苦しそうに顔を歪める。



