君が好きなだけ。


「すいません、オーダーおねがいします」



「はい、っ、」



咄嗟に振り向くと、そこは彼が座ってるテーブルで。



「……ご注文お伺いします」



「ケーキセットを5つお願いします。モンブラン1つと、ショートケーキ2つと、イチゴのミルフィーユ1つと………、お前は?」



お前と言った男の人の視線は彼に向いていた。……決めてないの?てっきり、フルーツケーキだと思ってたけど、。



昔好きだったから……。でも、今は好みも変わっちゃったかな、。



「……オススメ、教えてください」



「え、……」



オススメ……。



「当店1番の人気商品は、イチゴのミルフィーユです」



「そうじゃなくて、あなたの」



「……私は、個人的には桃のタルトが好きです」



「じゃあ、それでお願いします」



……びっくりした。わざわざ聞く!?!?




その後、ドリンクの注文をしてもらって、注文確認して、さっさと立ち去った。



「お前新手のナンパか!?」といじられてるのを背に受け、キッチンスペースに向かった。




声……、低くなってたな、。