お父さんと別れてお風呂場みたいなところな連れていかれた


「さなちゃん、ズボンと下着脱がすね」


お風呂専用の椅子に座って看護師さんが私のズボンと下着を脱がしていく


テキパキと洗ってもらって着替えもすぐ用意してくれた


「よし、おわり!病室戻ろっか」


「ありがとうございます」


「いいのよ、それより早く気づけなくてごめんね?もしなんかあったらいつでも私たち頼っていいんだからね!」


「はい、ありがとうございます」


「うんうん、さなちゃんは素直でかわいいね〜」


といって私の頭をなでた


女性に頭をなでられるのが久しぶりでなんかほっこりした


そういえば、名前、山本さんだっけ?


「あ、あの、山本さん、私、山本さんと仲良くしたくて、だから下の名前で呼びたいです」


なぜか山本さんに親近感が湧いた


「え?全然いいよ、むしろ嬉しいな!下の名前はいのって言うよ!好きなように呼んで!」


「じゃあいっちゃんでいいですか?」


「うんうん!いいじゃん!全然タメ語でもいいからね」


「うん、わかった!」


そうこう話していると病室に着いた