私の大切なもの

やっと落ち着いた


でも疲れてぐったり


「さなちゃん、全部吐いちゃったね、食べすぎちゃって胃がびっくりしちゃったかな」


「グスン ごめんなさい」


気づいたら涙が出てた


鼻にチューブを入れられるのが嫌だったのもあるけどそれ以上にご飯を食べれなくなっていたことがショックだった


「さなちゃん、謝ることじゃないし泣かなくても大丈夫だよ、ご飯食べようとしっかり頑張れてたよ?だから泣かない泣かない、これからは最初はご飯少なめにして徐々に食べる量を増やしていこうね」



「うん、グスン、先生ありがと」


「うん、どういたしまして、だいぶ落ち着いてきたね、よかったよかった」


「うん…
あのさ…鼻チューブ…するよね?」


「…うん、ごめんね。さなちゃんお昼ご飯吐いちゃって夜ご飯も食べれてないでしょ?だから今栄養足りてない状態だから鼻チューブで栄養補給させてほしいな」


「ほんとは…いやだけど…結局はやらないとだよね?なら、頑張る」


「さなちゃん、ほんとえらいよ、痛いと思うけど頑張ろうね。じゃあ準備してくるから少し待っててね」


啓太先生はそう言って急いで病室を出た


あぁぁ、頑張るって言っちゃった


こわすぎる


ほんとなら今すぐ逃げ出したい


時間止まらないかな?


そんな感情とは裏腹に時間は刻々と進んでいく