さなが眠りについたのを確認したあと、さなのお父さんに電話をして来てもらうようにした


電話をし終え、少し時間が経ったとき


「グスン ウゥッ」


さなが急に暴れだし泣きはじめた


俺は何事かと思い急いでさなを起こした


「さな!さな!」


パチッ


「ハァハァハァ」


過呼吸だ


「さな、ゆっくり呼吸だよ、スーハースーハー」


「スーハァハァハーハァハァ ケホッケホッ」


俺はさなに抱きついて背中をさすり落ち着かせた


「大丈夫だよ〜、俺いるよ。大丈夫大丈夫」






「もう大丈夫」


「うん、落ち着いてきたな。良かった、どうした?怖い夢見た?」


「ううん、大丈夫」


また隠された


何かあったことは確実だけど全然教えてくれない


「さな、今すごく苦しそうだな〜、でも今は言えない??」


少し間が空いて


「もう少し落ち着いてから言っていい?」


「うん、大丈夫だよ、さなが言えるときに言ってね」


そういうとタイミングよくさなのお父さんが帰ってきた