そして今にいたる



はぁー、もう腹が立つー


あんなに怒らなくていいじゃん


私のこと考えてくれてるのは分かるけどさすがに言いすぎだよ


そうブツブツ言いながら一緒に登校するために葉月を待った


「さなーおはよ!ってどしたの?その顔」


眉間にシワを寄せた私を見てそういった


「お父さん達と喧嘩した」


「え!なんで?」


普段私とお父さんは喧嘩しないから、葉月はとってもびっくりしている


「私熱が7度あって学校休みなさいって言われたんだけど、私学校休みたくなくてそれで言い合いになった…」


「そうだったんだ、体調は大丈夫なの?」


「うん、それは全然大丈夫!」


「でもなんで休みたくなかったの?いつものさなだったら休んでるけど?」


「んー最近体調が良かったのに、また体調崩して休みが伸びるのがいやだったの。
それにさ、この前クラスの男子にズル休みって言われたことがあったじゃん?
だからなおさら休めなくて…」



その時は葉月もれんくんもいてかばってくれたけどすごくショックだった

「あーそんなやつの言ったことなんて気にしちゃダメだって!むしろ体調悪いのに学校来る方がとても心配だよ。で、それお父さんに伝えてたの?」


私は首を横に振った


「それ伝えないと!それ言ったらお父さん絶対理解してくれるって!今日頑張って仲直りしてみな!」


葉月の心強いアドバイスのおかげでなんか心がスッキリした


今日帰ったらちゃんと仲直りしよう