朝の会が始まった

先生が教卓の前に立って声を出す
「みんな席座れー、じゃあ号令」
「起立、礼」
「お願いします」
「じゃあ出席確認するぞー、〇〇」
「はい」
「〇〇」
「はい」

(あれ?薬聞いてないのかな、頭いたいしちょっとだるいかも。喉もむかむかしてきたな。)

・・・・・・・・・・・
「結城蓮人」
「はい」

「渡辺沙奈」
「はい」

「和田葉月」
「はい」

「よし、みんないるな、じゃあ朝の会終わるな、号令」
「起立、礼」
「ありがとうございました」

朝の会が終わってはづきがきた

「さな?どしたの?顔色すごくわるいよ?」

はづきが私の顔をのぞき込むように見てくる

「え、ほんとに?ちょっと朝から頭痛くて、薬飲んだんだけどな…」

「え、そーなの?大丈夫?保健室いく?」

はづきが心配そうな顔で聞いてくる

「いや、まだ保健室にいくほどじゃないから大丈夫だよ。」
(はづきはとても優してくてこーゆーのすぐ気づいてくれる。私の親友なだけあるな笑)

「何かあったら言ってよ?」

「そーだ、お前すぐ無理すんだから、ちゃんと言えよ?」

いつの間にかれんくんにも聞かれてた
れんくんもこーゆーのはすごく敏感なのだ

「分かってるって!笑 大丈夫だから、2人とも気にしない気にしない!」

2人は納得しないまま席に戻っていった