学校は電車で20分、徒歩10分の距離にある
家の近くではづきと合流していつも学校に行っている

「さな〜おはよう!」

「おはよう!はづき!今日漢字の小テストだよ?勉強した?」

「あ、そうだった!忘れてた!やばいやばい」

「大丈夫だよはづき頭いいでしょ?」

そう、はづきは頭がとてもいいのだ

「いや沙奈のほうが何倍も頭いいでしょ!笑
この前のテストは9教科中6教科100点、残りのテストも99点と98点ばっかり。ほんとにさなには勝てないよ」

「なにいってんの笑笑、あ、れんくんおはよう!」

私は褒められたのが恥ずかしくなって、急いで話をそらした

「あ、さなとはづき!おは!」

れんくんは爽やかな声と笑顔で挨拶を返した

「おはよう、れんと!」

はづきもれんくんに続いて挨拶をした

2人とも幼なじみで3人で昔からよく遊んでたから今も一緒に行くことが多いのだ

こうやって仲良く3人で登校しているといつのまにか学校に着いていた


教室に入ってからも3人の得意教科である数学の話で盛り上がっていると朝の会が始まりそうだった

「あ、もう朝の会始まりそうだよ?席戻ろ?」

「あ、ほんとだ、じゃバイバイ!」

「じゃあとで!」