「ちょっとれんとくんも聴診しとこうかな」

お父さんがそう言ったから、近くのソファーに座り、2人の様子を見ていた

「れんとくん、起きてー、ごめんね、もう1回聴診させてね、服まくるね、吸ってー吐いてー…、はい、いいよー。れんとくん、ちょっと聞いてね。今日は家に帰らせれないって判断したからここに泊まってもらうね、お父さんにも許可もらったから大丈夫だよ」

れんくんは聞きながらうなずいている

「あ、今の体調はどう?」

「点滴のおかげでだいぶ楽になりました、すみません迷惑かけて」

と答えながら私と目が合った

「あ、さな、ごめんね、会いに来たのに倒れちゃって」

「ううん、気にしないで、それより会いに来てくれてありがと、はやく元気になってね?」

「うん、分かったよ、はやく治すから」

「よし今日はもう寝よう、れんとくんはゆうがの部屋な、ゆうが案内してやれ、さなももう寝な」

「うん、おやすみ」

「おやすみ」

ゆう兄とれんくんと一緒に2階へ上がり、2人におやすみと言って分かれ、自分の部屋に戻った

あんなに寝たから寝れないと思っていたけど、電気を消して部屋を真っ暗にしたら気づいたら寝ていた