20分後ぐらいに親父が帰ってきた

「ただいま、れんとくんどんな感じだ?」

ネクタイを外しながら蓮人を見る

「さっき水1口飲ませて寝かせたよ」

「もう1回熱はかろうか」

俺は体温計を蓮人の脇に滑り込ませた

「点滴の準備だけしとくな」

親父がそう言ったので手伝った

しばらくすると体温計がなった
38.1

保冷剤を使ったけどそんなに下がっていなかった

「点滴しようか。れんとくん!ちょっと起きて〜」

肩を優しく叩きながら起こす

「んんっ」

「ごめんね、起こして。体調はどんな感じ?」

「まだちょっと頭痛いです、めまいもちょっとだけ」

「分かった、ちょっと胸の音聞かせてね、服まくるね、吸ってー吐いてー…。うん大丈夫。じゃあ今から体楽になるように点滴させてね。ゆうが、腕抑えてて。じゃあチクッとするよ」

「イッ」

「よしおわり!じゃあ終わるまで寝ときな」

そう言うと、すぐ寝息を立てて寝た

「今日はここ泊まってもらおうかな」

親父がそう言った

「そうだね、れんとのお父さんに伝えないとだね」

「俺があとで伝えとく。それよりさなは?」

「部屋で寝てると思うんだけど。俺見てくるわ」

階段を上がって様子を見に行った